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●特開2021-148287 ベアリングの取り付け方法は ⇒ 特許7256933 として特許査定になりました。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベアリングの取り付け方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来ベアリングの取付は、内軌道輪か外軌道輪のどちらか一方がハウジングに直接固定されていた。
【0003】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献】 特許6742571
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献 特許6742571のベアリングはベアリングが回転した時に外軌道輪に内接する転動体の大径部が外軌道輪を1周する回転数と、内軌道輪に外接する転動体の小径部が内軌道輪を1周する回転数が同じなので、転動体は軌道輪を一周しても位置が移動しないので転動体に回転抵抗が生じないベアリングですが、
従来のベアリングは転動体の直径が同じで、外軌道輪と内軌道輪の長さが違うため、転動体が移動する内軌道輪と外軌道輪では転動体の移動距離が違うので、片方の軌道輪を固定すると転動体が軌道輪の距離が長い外軌道輪の回転方向に移動するために、ベアリングに回転抵抗が生じるという問題が有った。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は前記のような問題を解決するものでありハウジングに対してベアリングの内軌道輪と外軌道輪がどちらも回動自在になる様に取り付けるベアリングの取り付け方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、従来ハウジングにどちらか一方を直接固定していた、ベアリングの軌道輪の取り付けを、内軌道輪と外軌道輪が、どちらもハウジングに対し回動自在になる様に取り付けることによって、転動体が回転移動する、内軌道輪と外軌道輪の移動距離を同じ移動距離にする事ができるので、ベアリングに生じる回転抵抗を防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】メタルを使い回動自在にボールベアリングをハウジングに取り付けた状態の側面断面図。
【図2】メタルを使いハウジングへ回動自在にベアリングを取り付けた状態の正面図。
【図3】ニードルベアリングを使い回動自在にローラーベアリングをハウジングに取り付けた状態の側面断面図。
【図4】メタルを使い回動自在にベアリング付きプーリーを取り付けた状態の側面断面図。
【図5】メタルを使い回動自在にベアリング付きプーリーを取り付けた状態の正面図。
【図6】ニードルベアリングを使い回動自在にベアリング付きプーリーを取り付けた状態の側面断面図。
【図7】転動体の移動方向を示すベアリングの正面概略図
【図8】転動体の移動方向を示すベクトル図
【発明を実施するための形態】
【0009】
【図7】では、内軌道輪の直径50、転動体の直径10、外軌道輪の直径70とする。(数字は長さではなく比率です)円周率はπとします。転動体の移動距離は軌道輪の移動距離の半分の距離しか移動しないので、外軌道輪直径70が2回転し距離140π移動すると、内接している転動体直径10は7回転して外軌道輪を70π移動します。内軌道輪直径50が2回転し距離100π移動すると、外接している転動体直径10は5回転して内軌道輪を50π移動します。外軌道輪を固定して内軌道輪が時計回りに回転移動すると、[図7][図8]の様に転動体は転動体1回転分10πの距離を反時計回りに移動するので、ベアリングには回転抵抗が生じます。ハウジングにベアリングを取り付ける時は、内軌道輪と外軌道輪がどちらも回動可能になる様に取り付ければ、転動体が回転移動する内軌道輪と外軌道輪の移動距離を同じ移動距離にする事ができ、駆動される軌道輪と反対方向への転動体の移動を防ぐことが出来るので、ベアリングに生じる回転抵抗の発生を防ぐ事ができる。
【図1】は、ベアリングの3外軌道輪を4メタル(滑り軸受)により5ハウジングに対し回動自在に取り付けた状態を表す側面断面図であり1内軌道輪が回転した時に4メタルにより、ベアリングの3外軌道輪と1内軌道輪はどちらも回動可能に5ハウジングへ取り付けられている。
【図2】はベアリングの3外軌道輪を5ハウジングに回動自在に取り付けた[図1]の正面図。
【図3】は、ベアリングの3外軌道輪を9ニードルベアリング(転がり軸受)により5ハウジングに回動自在に取り付けた状態の側面断面図であり1内軌道輪が回転した時に9ニードルベアリング(転がり軸受)の10ニードルにより、ベアリングの3外軌道輪と1内軌道輪はどちらも回動可能に5ハウジングへ取り付けられている。
【図4】は、ベアリングの3外軌道輪を一体に嵌め合った13プーリーを4メタル(滑り軸受)により5ハウジングへ回動自在に取り付けた状態の側面断面図であり、13プーリーに取り付けられたベアリングの3外軌道輪が回転しても4メタル(すべり軸受)によりベアリングの1内軌道輪と3外軌道輪はどちらも回動可能に5ハウジングへ取り付けられている。
【図5】は、3外軌道輪を一体に嵌め合った13プーリーの1内軌道輪を4メタル(滑り軸受)により回動自在に5ハウジングへ取り付けた状態の正面図。
【図6】は、ベアリングの3外軌道輪を一体に嵌め合った13プーリーを9ニードルベアリング(転がり軸受)により5ハウジングに回動自在に取り付けた状態の側面断面図であり、13プーリーに取り付けられたベアリングの3外軌道輪が回転しても9ニードルベアリング(転がり軸受)の10ニードルによりベアリングの1内軌道輪と3外軌道輪はどちらも回動可能に5ハウジングへ取り付けられている。
【0010】
以上実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成、形状、配置、素材等において本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変更実施できる。
【符号の説明】
【0011】
1 内軌道輪
2 転動体
3 外軌道輪
4 メタル
5 ハウジング
6 シャフト
7 メタル押さえ金具
8 メタル押さえ金具取付ボルト
9 ニードルベアリング
10 ニードル
11 取付ボルト
12 取付ワッシャ
13 プーリー
●特開2021-148287 ベアリングの取り付け方法は ⇒ 特許7256933 として特許査定になりました。
特許第6742571号 ⇒ クリープレスベアリング(シングルベアリング) 特許第6742573号 ⇒ ダブルベアリング・ダブルボールベアリング・ダブルローラーベアリング 特許第6742574号 ⇒ 二重ベアリング・二重ボールベアリング・二重ローラーベアリング
●[INPIT]特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)https://www.j-platpat.inpit.go.jp/ の自動絞り込みに、浜口 隆志 を入力して頂ければベアリング関連の私の特許が一覧でご覧頂けます。(2023年 6月 7日 9時 07分 追加)●クリープ現象の原因⇒ https://youtu.be/zkqY0IJE9y0(2023年 6月 7日 12時 23分 追加)●クリープ現象の原因⇒https://youtu.be/zkqY0IJE9y0(2023年 7月 2日 15時 14分 追加)ベアリングのクリープ現象について説明します。 クリープとは、本来回るはずのない軸受の外輪が円周方向に回転してずれる現象で、外輪とハウジングの接触面を摩耗させる。 そして、軸のずれや傾きを発生させ、異音や振動の原因となるのだ。 とベアリングメーカーさんの開発部の方は説明されていますが、根本的に間違っています。 内輪が回転すると、内輪の回転により外輪には内輪と同じ方向に回転力が生じます。 回転力が生じる外輪をハウジングに固定するからクリープ現象が起きるのです。 ベアリングの内輪は外輪よりも直径が小さいので一回転の距離は短いです、(直径4長さ4πとします) 転動体が内輪と外輪に接触している位置の直径を1転動体一回転の距離を1πとすると、 外輪の直径は6長さ6πとなり、外輪の長さ6πは内輪4πよりも2π長いので、転動体は6回転で外輪を一周しますが、 転動体が内輪を6回転するには内輪を一周半4π+2π=6π回転しなければなりません。 つまり内輪4πが一周半=6π回転すると外輪には内輪と同じ回転方向に2πの回転力が生じるのです。 氷の上でスクラップベアリング遊び ... 相対性理論では、転動体から見ると内輪と外輪は逆方向に4π回転するが、 相対的に見ると内輪と外輪は同じ方向に4π+2π=6π回転するのです。 相対性理論⇒https://hamaguchi1101.wixsite.com/web... 転動体が同じ直径1で同時に接している内輪4πと外輪6πの長さの違いこそがクリープ現象の原因なのです。 世界で唯一クリープ現象が起きないベアリングは、特許第6742571号 のベアリングです。https://page.auctions./jp/...